11月の18~19日は、北山少年自然の家にて、いのちの電話・電話相談員養成研修の宿泊研修に行ってきました。
北山なんてなかなか行きませんが、ちょうど紅葉がきれいな季節で嬉しかったです。
いよいよ、話し手の話を最後まで一人で聞く練習に。
(これまでは、数人でリレーして聞いてました)
そんで、いよいよ非対面で話を聞く体験をしました。
お隣同士、顔が見えないように横向きに座って話を聞く。
実際は、電話での対応だから、相手の顔も様子も見えないからね。
非対面で話を聞くと、自分の表情に気を遣う必要もないし、相手の声に集中できて、とても聞きやすかったです。
奇しくもその晩はさそり座新月。
研修所でも、しっかりニュームーンウォーターを作って飲んだり、大部屋でみんなが寝た後、夜中2時まで一人でパワーウィッシュ(新月の願い事みたいなもの)を書いたりしましたよ。
そんで、さそり座新月のラッキーアイテム(?)は赤ワインだと聞いていました。
夜は交流会がありましたが、差し入れで赤ワインがあって、みんなで飲めたのがびっくりでした。
家に居たら確実に飲んでいなかったからね。
みんなでお風呂に入るのも、話すのもとても楽しくて、仲良くなれて良かったです♪
最初の数か月は座学ばかりで、ほとんどどんな人たちなのかも名前も知らずに過ごしてきました。
それが、傾聴の実技演習が始まってからは、お互いに話を聞いたり、話をしたりしているうちに、どんな人なのかがおぼろげに分かってきて。
でも、週に2時間のうちの、さらに練習時間だけの短時間の接触でした。
やっぱ、同じ釜の飯を食う体験っていいですね♪
食堂には大きなカブトムシがへばりついていました(^^)
二十代の頃、青年リーダー研修みたいなので来た時にも居た気がします。 なつかしいなあ♪
夜は手相を見てほしいと言われて、みんなの手相を見てみたり。
極めつけは、翌朝、講義前に先生の手相まで見せてもらえました(^^)
講義中、手の平が見えて、手相が気になっていたんですよね~。
これはもういつものことです。
テレビでも、手の平が見えたとたんハッとして見入ってしまう。
やばいのは、「君の名」はだとかのアニメを見た時にも、ついつい手を見てしまう事。
アニメでは適当に書いてあると思うんだけどね。
そして、宿泊研修二日目はいよいよ「死にたい人」への対応を学びました。
難しかったけど、とても勉強になりました。
これで7週間に及ぶ傾聴実技演習+宿泊研修が終わりました。
あとは、しばらく座学が続き、年が明けてからまた実技が入ってきます。
先生は厳しかったけど、ほんとうに学びが多くて楽しかったです。
しろは、以前学んだカウンセリングでの傾聴と、いのちの電話的傾聴の違いに混乱して、一度、もう無理かも・・・と自信を無くした時がありました。 宿泊研修の直前でした。
以前学んだカウンセリングでの傾聴は、話し手は対面で話していても実は独り言のようなもので、聞き手は相手の写し鏡のように話す。 話し手の中にある答えを自分で導き出すお手伝いみたいな感じ。 その感覚が染みついています。
でも、いのちの電話的傾聴は、聞き手の存在をしっかり感じてもらう感じ。
ちゃんと話を聞いたり向き合ってくれる人がいることを感じて安心してもらう。
どうしゃべっていいか分からなくなった。
これまで自信満々だったのに、自信を無くした時は、これまで毎週楽しみに通ってきた研修に行くのに気が進まなくて参りました。
でも、その研修の実習の中で、私が話し手となってぐち話を聞いてもらう機会があり、その悩みをしっかり打ち明けました。 涙はボロボロ出るわでほんと苦しかったのですが、話を聞いてもらえてとっても楽になりました。
話を聞いてもらうことのありがたさ。
自分の中にため込まずに、気持ちや言葉にして出すことの大切さ。
話を聞いたり、しっかり自分に向き合ってくれる“存在“が居ると言う素晴らしさを実感できました。
これは本当にすばらしい、宝物的体験となりました。
これこそが、いのちの電話の目的。
電話をかけてくる人の気持ち。
自信を無くしてへこんだのはきつかったけど、この学びのためだったのか~!と納得でした。
一週間にたった2時間ずつの学びで本当にちゃんと学べるのかと最初は思っていましたが、すごく学べます。
そんで、同じようなことに関心がある方々との交流と、自分も練習台として話し手となって気持ちの整理ができるおまけつき(笑)
学びがおもしろいので、今のところ皆勤です。
座間9人殺害事件後、こういった自殺予防の取り組みがクローズアップされています。
いのちの電話 「この叫び聞いて」相談内容は深刻化 (毎日新聞11月11日)しろが「心理学」や「占い」や「いのちの電話」といった取り組みに関心があるのは、自分らしく生きれていない人、自分らしく輝けていない人を放っておけないからです。
しろ自身が、自分らしく生きれるようになって、とても楽に楽しくなった経験があるから。
オセロの黒から白にひっくり返ったような体験。
畑のお野菜を見ていても、そのお野菜らしく輝いているから美しいのだと日々感じます。
自分らしく輝いて生きるのは生き物の本来の在り方のように感じます。
なので、農繁期に苗を植え遅れて苗の勢いが衰えて、苗が輝いていないと悲しくなります、焦ります。
見習い生みたいな感じで実際に電話デビューするのはあと4か月後。
それまで毎週の学びは続きます。
北山から帰る時は、道端でかかし祭りがあっていました。
小旅行みたいで楽しめました。
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